七野恭子税理士事務所

サロン開業のプロセスについて

今回は、開業のプロセスについてお話したいと思います。

独立・開業を考えたいが何から始めたらいいのかな?と迷われている方は参考にしてください。

これがスタンダード、というわけではないかもしれませんが、私が知っている限り、だいたい下のような段階を踏んでいくとうまくいくと思います。

  • 自分が目指すサロンをイメージしてみる

独立・開業を考え始めたら、まず、ご自分がどんなサロンをつくりたいか、をイメージしてみてください。

・どんなところ(街)で?

・どんなイメージのサロンで?

・どれくらいの大きさ(面数)で?

・どんなお客様(年代等)に?

・どれくらいのプライスで?

・何をアピール(何が強みか?)できるか?

・スタッフはどうする?

などです。まずは、あなたが理想とするサロンをイメージしてみてください。

  • 具体的に「どんな街で」が選択できたら、実際に歩いてみて、自分のイメージするようなサロンが既にあるかどうか、また、その辺りに美容室はどれくらいあるか、また、不動産屋さんを訪ねて、候補になるような店舗があるかどうか、あるとすれば、敷金・礼金・賃貸料はどれくらいしているのか、をザックリとリサーチしてみてください。

その結果、「その辺り、自分が描いているような美容室がたくさんある」かもしれません。あるいは、「候補になるような店舗を見つけるのが難しい」かもしれません。とりあえず、何らかの壁にぶつかったら、1で考えた自分の理想を少し修正すればいいのです。

もちろん、この段階で、親しくしているディーラーさんや情報をいっぱい持っている方に相談するのはアリだと思います。いずれにせよ、時間をかけて、焦らずに自分の理想と現実を照らし合わせながら、納得しながら、修正して場所を探すときだと思います。

同時に「内装業者」の選択をされてもいいと思います。こだわりがある方、ない方、ここだけはこうしたい。。。いろいろあると思いますのでそこは同時に進められてもいいかと思います。

ここまでは、焦らず、じっくりと考えながら、進めていただくのがいいと思います。

  • 場所が決まったら、あとは早く行動したほうがいいと思います。なぜなら、店舗(サロン)を借りるにあたり、オーナーさんより、開業に向けて資金がきちんとあるかどうか、もし、借入が必要なら、既に借入ができるメドがついているかどうか、を確認され、それができるまで契約はしません、と言われる場合がほとんどです。一方で、借入をする場合、通常は、「内装見積り」等の書類を銀行等に提出しなければならないので、場所が決まらないと借入の手続きに入ることはできません。よって、場所がある程度決まったら、早々に以下の行動をとる必要があります。
    •  内装業者に見積りを依頼する
    •  シャンプー台などのまとまった資金が必要な備品の調達先を検討、(場合によっては)見積りを依頼する
    •  資金調達(借入)の手続きを開始する

これら3つのことを早々に、同時にしなければなりません。なお、借入の手続きについては、別途、「開業時の資金調達について」で具体的にお話させていただきます。

  • 1~3までのプロセスが終わったら、あとは開業に向けて、細々としたことをしていく必要があります。例えば、「税務署への開業届等の提出」、「保健所への美容室開設届の提出」、「開業時の商品、材料などの購入に関するディーラーさんとの打合せ」「(スタッフがいる場合は)スタッフの労働保険等の提出」などです。

たまに「開業時から税理士さんと顧問契約する必要ってありますか?」と聞かれることがあります。開業にあたり、借入をされるのであれば、税理士と繋がって、手伝ってもらったほうがラクですし、「自分でやったら800万円しか借りられないけど、税理士入れたら1,000万円借りられる」(注1)というケースは少なくありません。そのようなわけで、私は、借入が必要な場合は、開業時から税理士と繋がったほうがいいと思います。また、開業後も、経営状況や所得税のことなど、気になることが出てくると思いますので、まずは自分の事業に没頭するためにも、ぜひ税理士を顧問にしてください。

(注1)政策金融公庫でのお借入れを考えられる場合は、自分一人で動く前に税理士さんに相談されることをおススメします。なぜなら、公庫の支店に相談に行かれた時点で借入手続きがスタートしてしまう場合があり、税理士を入れるメリットが半減してしまうからです。お気を付けください!

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